Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Initialising ...
Zaiton, A.*; 大野 豊
JAEA-Review 2015-037, 120 Pages, 2016/03
本報告書は、「放射線加工処理の分野における研究協力に関するマレーシア政府と日本原子力研究開発機構との間の実施取決め」に基づいて2002年12月から2012年12月にかけて国立研究開発法人日本原子力研究開発機構とマレーシア政府下の研究実施機関であるマレーシア原子力庁により実施された二国間研究協力についてまとめたものである。この間に実施された2つのイオンビーム育種分野における研究プログラム「イオンビームによるランの突然変異誘発」(2002年12月2007年12月)及び「イオンビームによる新規観賞植物品種の作出」(2007年12月2012年12月)の研究活動に加え、付録としてそれぞれの研究プログラムに係わる運営員会の開催状況、イオンビーム照射実験の実施状況、論文・口頭発表リストについて収録した。
井口 正; 浅香 英明; 中村 秀夫
JAERI-Research 2002-006, 152 Pages, 2002/03
筆者らは、BWR炉心での核熱水力不安定性の機構を解明するために、THYNC実験を行っている。THYNC実験では、実炉の炉心流動を忠実に模擬すべく、試験部出口にオリフィス抵抗体を、試験部内に丸セル型スペーサを設置している。THYNC実験データの解析には、オリフィス抵抗体やスペーサの流動抵抗を知っておく必要がある。そこで、THYNC試験装置のオリフィス抵抗体及びスペーサの単相流時及び二相流時の流動抵抗を測定した。その結果を用いて、流動抵抗のパラメータ依存性を検討した。併せて、分離流などの基本的な二相流モデルの二相流増倍係数に対する適用性を検討した。その結果、以下のことがわかった。(1)単相流時の流動抵抗は、Re数の関数として、圧力,質量流束の影響を表現できる。また、流動抵抗の予測には、従来の予測法により、流動抵抗を精度よく予測できる。ただし、スペーサについては、流路占有率などの複雑な形状依存性があるため、流動抵抗の高精度の予測には、実験で実験定数を定める必要があった。(2)二相流増倍係数とクオリティの関係は、圧力2MPa~7MPaでは線型関係とみなせる。二相流増倍係数とクオリティの関係は、圧力,形状に依存し、質量流束の影響は小さい。(3)オリフィス及びスペーサの二相流増倍係数は、分離流モデルで20%の精度で予測できる。適用範囲は、圧力2MPa~7MPa,質量流束133kg/ms~667kg/msである。一方、均質流モデルでは、実験定数を導入しないと高精度の予測はできない。形状に依存した実験定数を導入することにより、20%の精度で予測できる。
岩村 公道; 安達 公道; 傍島 真
JAERI-M 86-184, 59 Pages, 1987/01
PWR-LOCA時再冠水過程での横流れ流量を評価するため、空気-水ニ相流下での燃料集合体横流れ抵抗係数を実験的に求めた。実験範囲は、バンドル入口および出口でのロッド間ギャップにおける横流れ流速0.224~2.99m/s,見かけの垂直水流速0.025~0.248m/s,およびボイド率0~0.34である。空気の横流れ流量は空気の上向き流量に比べて小さかった。二相流中での横流れ抵抗係数は水単相流中よりも大きく、あるボイド率(限界ボイド率)以下では、ボイド率上昇または横流れ流速減少に伴なって増加した。この領域での横流れ抵抗係数をボイド率および横流れレイノルズ数の関数として表示する相関式を提案した。限界ボイド率は、横流れおよび垂直水流速の増大に伴ない増加した。この限界ボイド率以上では、横流れ抵抗係数は逆にボイド率増加と共に減少した。また、二相流横流れ抵抗係数に及ぼす横流れとバンドル格子の相対角度の影響は小さかった。
岩村 公道; 安達 公道; 傍島 真
Journal of Nuclear Science and Technology, 23(7), p.658 - 660, 1986/00
被引用回数:1 パーセンタイル:28.17(Nuclear Science & Technology)PWR-LOCA時再冠水過程における横流れ抵抗係数を求めるため、616本ロッドバンドル下部より空気-水二相流を流入させ、さらにバンドルの一方の側面より水単相流を流入させて、バンドル内垂直二相流に水平流が重複した流動様式下での水平差圧とボイド率を測定する実験を行った。この結果以下の知見を得た。1)気泡流中での横流れ抵抗係数は単相流中よりも大きくなり、ボイド率増加又は横流れ流速減少に伴って増加する。2)この領域での横流れ抵抗係数は、ボイド率及び横流れレイノルズ数の関数として表示できる。3)流動様式が気泡流からスラグ流に遷移すると、横流れ抵抗係数はボイド率増加と共に減少する。
須藤 高史; 村尾 良夫
JAERI-M 83-140, 63 Pages, 1983/09
本報告書は、大型再冠水効果実証試験の中の円筒炉心試験装置による第1回試験(C1-1、Run010)に注目し、ループ抵抗の再冠水挙動に与える影響を調べたものである。本試験では、ポンプ模擬部オリフィス径を小さくし、ループ全体の抵抗を、基準試験(C1-5)より約40%大きくした。本試験と基準試験とを比較し、次の事が得られた。・ループ蒸気流量は、ループ流動抵抗増大のため、約20%減少し、炉心冠水速度も同様に約20%減少した。・この結果、炉心熱伝達率は低くなり、ターンアラウンド時間、クエンチ時間はともに長くなった。・炉心発熱体の到達最高温度は1088Kであり、これは基準試験結果より50K高い。
村田 幹生; 池沢 芳夫; 吉田 芳和
保健物理, 12, p.162 - 173, 1977/00
防護マスク捕集材(カニスタ)が、実際にマスクに装着して使用されたときの性能を予測するために、各種の労働条件に対応する模擬呼吸流下での捕集性能(効率、抵抗)を測定した。合わせて、従来から行われている定常流による性能測定も行った。効率の測定にはサブミクロン(MMD0.47m)のNaclエアロゾルを用いた。試験カニスタは市販(国産、輸入)されている18種類である。本試験の結果から(1)サブミクロン・エアロゾル雰囲気下で着用されるカニスタの捕集性能を呼吸量との関係で評価した。(2)定常流と呼吸流下で得られた性能の差異を明らかにするとともに、定常流試験によって呼吸流下での性能を推定する簡易評価法について提案した。(3)数種類の検定法によって表示されている各種カニスタの性能を、単一のNaclエアロゾルで相互比較し、表示性能の適用上の問題点について検討した。